1. カラー・パーマ後の「隠れたダメージ」（残留アルカリ）をゼロにする理由とデトックスの重要性

髪の毛は本来、弱酸性（pH4.5～5.5）が最も安定しています。**ところが、**カラー剤やパーマ剤は、その化学的な力を発揮するために強めのアルカリ性（pH8～10程度）で設計されています。

**その結果、**施術後に完全に除去しきれなかった**残留アルカリ**が髪をアルカリ性に傾けたままにし、キューティクルを開きやすくしてしまいます。**したがって、**内部の貴重なタンパク質や水分が流出し続け、**髪は硬くゴワつき、ダメージが進行し続ける**という負のサイクルに陥るのです。

残留アルカリの徹底除去（デトックス）が必須な理由

私たちは、補修成分をいくら髪に注入しても、土台である髪がアルカリ性のままではその効果は短期間で失われると考えます。**そのため、**MUNIONEシステムは、**「髪をゼロベースに戻す徹底浄化の儀式」**を最重要視します。このデトックス処理こそが、後の補修成分が最大限に力を発揮できるクリーンな土台を整える鍵となるのです。（▶︎ デトックスの儀式の詳細はこちら：記事7へ）

2. 【成分詳説】ヘマチンとは？残留アルカリの無力化（除去）を可能にする化学

MUNIONEシステムで残留アルカリ**除去**の主役となるのは、血液由来の特殊なタンパク質分解物である**ヘマチン**です。これは古くから美容業界でその効果が注目されてきた成分です。（**外部参照：ヘマチン**）

① ヘマチンの「吸着・中和」作用で残留アルカリを無力化

**ヘマチン**には、カラー剤やパーマ剤に含まれる**残留アルカリ**や**過酸化水素**といったダメージ因子と瞬時に結合し、**化学的に無害化（中和）**する驚くべき特性があります。

• **残留アルカリ除去：** 髪を健康な弱酸性に戻し、キューティクルの過度な開きを防ぎ、バリア機能を回復させます。
• **過酸化水素分解：** 薬剤に含まれる過酸化水素（酸化剤）を分解し、髪と頭皮への刺激を鎮める役割も果たします。

**さらに、**ヘマチンは髪の「負債」を一気に清算し、トリートメント成分が最大限に力を発揮できるクリーンな土台を整える、**究極のデトックス成分**なのです。

② ケラチンとの強固な結合による「補強」

**ヘマチン**は、髪の主成分である**ケラチンタンパク質**と非常に似た構造を持ち、ダメージで流出したケラチンの代わりに、髪内部の空洞（ダメージホール）に吸着し、**強固に結合**します。**その結果、**髪の強度とハリ・コシが劇的に回復し、**内部からしなやかな弾力**を取り戻します。

3. ヘマチンの真価：残留アルカリ除去以外にもある驚くべき効果

**ヘマチン**は単なるデトックス成分にとどまらず、カラーや髪そのものの質を高めるマルチな機能を発揮します。

3-1. カラーの色持ち（退色）防止

**さらに、**ヘマチンはカラーの染料が髪内部に定着するのを助け、シャンプー時の色落ちを防ぐ効果があります。**したがって、**MUNIONEシステムでカラーエステを行った際（記事2へ）に、鮮やかな色とツヤを長期間キープできます。

3-2. 頭皮環境の改善とエイジングケア

**そして、**ヘマチンを含む**リペアメントエステ**には、過酸化水素を水と酸素に分解する**カタラーゼ**成分も配合されています。この作用により、頭皮に残った刺激物を分解し、頭皮環境を健やかに保ちます。**つまり、**MUNIONEのデトックスは、髪だけでなく**頭皮の健康（エイジングケア）**にも貢献するのです。

3-3. 地域特有の残留物（金属イオン）への対策

**徳島**の水道水に含まれる可能性のある**金属イオン**も、髪のダメージ原因です。（記事12へ）**しかし、**MUNIONEのデトックスでは、**デトエス**の成分が**ヘマチン**の働きをサポートし、これらの金属イオンも徹底的に**除去**します。

4. まとめ：ヘマチンによる残留アルカリ除去こそが、MUNIONEの持続性の基盤

MUNIONEシステムは、補修を始める前に髪の「負債」をゼロにする**デトックス（前処理）**を徹底します。

**このため、**強力な化学的成分である**ヘマチン**を用いることで、**残留アルカリ**を無力化し、髪をクリーンな状態に戻すことが可能になります。**したがって、**この**残留アルカリ除去**プロセスを完了することで、その後に続くアミノローションやトリートメントの補修成分が最大限に浸透し、**MUNIONEの持続的な艶**が実現するのです。**是非、**この画期的なデトックスをご体験ください。